~秋冬野菜の底面給水育苗技術~

Posted by BBC元気な「滋賀の農業」. 2013年01月25日18:30 | Comment(0)
1月25日の放送は、滋賀県農業技術振興センターが研究・実証を行っている、
秋冬野菜底面給水育苗技術についてご紹介しました。
~秋冬野菜の底面給水育苗技術~~秋冬野菜の底面給水育苗技術~









キャベツやブロッコリーなどの秋冬野菜の苗を育てるのは、7月から8月。
夏の暑い時期は、水やりにムラ発芽・苗立ちに不良などが起こりやすいんです。
苗を育てるのには、ヵ月間かかりますし、
農家の皆さんにとっても、毎日の水やりは、大変な作業ですicon11
しかし、「苗を育てずに、購入しよう」ということになると、コストが高くなってしまいます

そこで、滋賀県農業技術振興センターの方々は、考えた。
『大変な水やりの手間を省きながらも、低コストで、
さらに、安定した苗作りが出来る方法はないだろうか?』

そうして、この技術の研究と開発の取り組みがはじまりました。

では、底面給水育苗技術についてのおさらいをしましょう(^0^)ノ
まず、3枚の資材を敷きます。
~秋冬野菜の底面給水育苗技術~
◎上から◎
防根シート(苗から出た根が繊維に引っ付かないようにするシート)
ペットシート(犬や猫のおむつなどにも使われている素材です。
        給水資材として使ったところ、低コストを実現出来たんですって)
ビニールシート

そして、その上にセルトレイというこのようなトレイをのせます
~秋冬野菜の底面給水育苗技術~~秋冬野菜の底面給水育苗技術~
       (表)           (裏)底に穴があいていますね

~秋冬野菜の底面給水育苗技術~






土を入れて、種を撒いた状態のセルトレイ


~秋冬野菜の底面給水育苗技術~






セルトレイとセルトレイの間にチューブ
を置きます。

このチューブには、小さな穴がいくつも空いていて、
一定の時間になったら、が出るようにタイマーで設定されています。
タイマーを使うことによって、労力の負担の軽減ですね!
~秋冬野菜の底面給水育苗技術~~秋冬野菜の底面給水育苗技術~
ポタポタと滴る水             ペットシートに水が染み込んでいます

~秋冬野菜の底面給水育苗技術~
そして、セルトレイの底に空いている穴から、資材に染み込んだ水苗が吸い上げるのです!苗が水を吸い上げちゃうんですよ!凄いですよね!これぞ、生命の力icon12
底面給水育苗技術とは、このような仕組みになっているのですicon12


これから先、この底面給水育苗技術が確立されると、県内の野菜農家の皆さんの労力の負担も少なくなり、苗を育てやすくなります。
苗作りが安定すると言うことは、たくさんの野菜が安定して生産されることになりますよね。
そうして、滋賀県産の野菜が、どんどん市場に出回ると良いですね(^^)ノiconN08
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